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                  接着剤はそれぞれ固有の粘度を持ちますが、その粘度は、接着剤の光学特性に由来するもの、
                  物理的な耐久性の維持に必要なもの、或いは接着剤を構成している物質の性質によるものなど、様々です。 
                  平らな光学フィルターやプリズムの接合に接着剤を使用すると、それらの粘度が思わぬ作用を及ぼします。 
                  特に薄板同士を接着す場合、その平行度や接着膜厚などを思い通りのスペックに制御するためには熟練した技術を要し、
                  接着剤の仕様書だけに頼って調整する事は困難です。
                  流体力学や液体の張力や毛細管現象などの作用に精通していなければ、必要とされる透過波面精度を実現することはできません。 
                  Hi-MEC技術は、このような接着剤膜厚の制御や平行度出しなどで、長長い経験のなかで培ってきた技術を持っています。 
                  そして、この平行接合こそが微細加工やCCD/CMOSセンサーの視感度補正フィルターに必要不可欠な技術です。 
                        
                      世の中に多くの超高精度マシーンが存在しますが、脆性品の加工の場合、その厚みや大きさが加工圧力に耐えられないレベルのものもあります。
                      そのような微細加工には高精度な治工具を利用しワークを保持しますが、微細なワークを保持する場合、より精密性が要求されるため、ワークを治具に搭載することが困難になる場合もあります。
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